夜半からの雨は上がり、晴れ間の広がる仙崎です。1番セリ時間はジャブジャブ降っていたんですけどね。
1:00 沖はそれほど風がなく、手繰り、船曳、磯建網、釣りものが並び始めました。
目にとまった魚からパチっといきましょう。 いいサイズのシロサバフグでしょ、船曳網です。
そしてスズキ、いいですね~、こちらも通支店の船曳。
この貝はニナです。仙崎市場ではそんなに見かけないんですよ。平成24年は年間1,700kgの水揚だから、サザエの1/100以下。サザエほどじゃないけど、決して安価な貝じゃありません。汐の香りがとても強いから、地元でニナ好きは多く、汁物、塩茹、煮付けで食されております。
小さいし、これだけ採るのはどれほどの時間がかかるでしょうね。
量的にまとまるのは、前期を調べると11月から今春3月まで。毎年、真夏の時期は水揚げが下がります。
ケンサキの中にスルメイカが混ざっている箱。ふたつの色の違いで区別できますね。昨日、通支店わきのマルヤマ水産さんに寄ったとき、真っ白なケンサキイカの一夜干しを見せてもらいました。写真撮ってくれば良かったですね~。
そして、連日揚がってくるサヨリです。サヨリについてはもう少し調べたいこともありますから、いずれまとめてみます。
こちらはマグロ、ですね。1番に揚がるなんてめずらしい。いつもは2番浜(5:30)の定置網なのですけど、釣り揚げられたマグロが2箱ありました。これは6キロ前後かな。
販売部長と並んで、しばし、じ~っと・・・
「ヒレはコシナガっすよね」と、umisachi。
「型はクロに近いけど、覗いて調べようか」
よいしょっとエラを広げて、黒か白か・・じゃなくコシナガか、はっきりさせます。前にもちらっと書きましたが、エラの付け根付近にある、歯のような形をした骨(軟骨?)の数が異なります。クロマグロは12本、コシナガマグロは6本。
見えづらいんですが、下の写真で囲った歯の数で判断できます。
6本。 コシナガでした。しかし、サイズの割に太いコシナガですね~。
旬の魚、クロヤがたくさん。水揚直後で生きております。2枚の写真で色が違うのは、片方が仙崎支店の漁師さんが活け締め血抜きしているため。ピカピカのクロヤは、野波瀬支店の磯建網で獲れたて直送。
おまけの1枚。
サギがLINEしてる風に見えたので。