イカ釣り船に乗船後、umisachiはふくらはぎの筋肉がピキピキしてますが、今日もイカの話題をお届けしましょう。昨日のコラムでは湊市場の県外イカ釣り船水揚が1,700箱とお伝えしましたね。今朝はどうなんだろうと興味が湧きまして車を走らせました。湊市場は仙崎市場から車で5分ほどです。
8時半過ぎに湊市場に到着。向こうに見えるのは萩船籍、すでに水揚げが終わっていました。手前はイワシ類の水揚げ後、海水を流して洗っているところ。湊市場も水揚げは2回に分けて行われます。1番は早朝5時くらいから主にイワシ類中心、2番が8時くらいからの県外イカ。
棒受網のイワシにサバが揚がっています。1番浜がこの時間まで押してましたから、たくさん獲れたのでしょう。もう少し寄ってみまして、
何だろう、カタクチかな?
ウルメですね~、ぴちぴちのウルメイワシですよ。今朝はカタクチも揚がっていましたがウルメが多く、およそ1,000箱の20トン。イワシ類全体では1,387箱と、ようやく回ってきたようですね。
歩き回っていると、「お~、手伝いに来てくれたんか」と声を掛けられ、「終わったんすか?もうちょっと早よう来ればよかったですね」のあいさつに、「これからが本番や、今日は3,000揚がるど」。
ラッキー!急いで車にひき返しゴム手袋持ってきましたら、
北陸船籍が接岸、
県外のイカ釣り船は大きいですね~、集魚灯もたくさんついています。「umisachiくん、こっちこっち~」、と聞き覚えのある声。
仙崎女性部のふたりが水揚げを手伝っていますよ。「あれ、今日はどしたんすか?」と伺えば、人手が足らないから手伝いに来ているんだって。刺網漁とかご網漁の漁師さんのご婦人も、ケンサキイカのお手伝い。チームながとでしょ!
スチロールの箱サイズは仙崎市場で取引される箱より深いのが分かりますでしょうか。仕切りは箱で5キロですけど、氷を含めたひと箱は持った感じで8キロちかくありまして、パレットに50箱を積み上げます。
箱の中身はこのように並べられ、この箱は「3段まいか」という市場名ですね。「まいか」というのはケンサキイカのことでございます。
仙崎市場の販売部長を始め、数名の販売部職員の応援もあり、今朝は3時間ほどで水揚げが終わりました。上の写真はその内の一部ですがどこまであるのだろう、先が見えない!確定値じゃないんですけど販売部に問い合わせた速報では、湊市場に3,342箱のまいかが水揚げされました。
湊市場の責任者に明日の予定を聞いたところ、「浜田が休みじゃから5,000以上来るぞ」と。先ほどの女性部も駆り出されますし、umisachiも微力ながら「てごぅ」させていただきま~す!
また本日の仙崎市場でもケンサキイカは3日連続の千箱超、1,470箱を水揚げ。他で多いところを拾いますと、旋網船の協同丸さんが2ヶ統でマアジ、マサバを20トン弱、刺網のマダイが211箱で1トン強。そして、今週は連日ダルマが揚がっていますが、今朝は特に多く30箱を超えました。盛期が過ぎたと思われるイサキに100箱以上ついているのは驚きました。今週の水揚げが多いのは、休市が二日続く週末を控えてるのと台風の接近もあるためでしょうね。