仙崎のかわいい魚介類(夏休み特別編)


こんにちは、今日は吾智網(ごちあみ)で漁業をされている漁師さんから面白いものを見せていただきましたので、みなさんに写真で紹介したいなと思います。

ところで、吾智網(ごちあみ)漁法とは一般的に聞きなれない言葉かと、簡単に説明しましょう。長門市の吾智網漁は1隻で行われます。船尾から約100mのロープの先についた袋状の網を海中に投入し、およそ水深30mの海底付近に落としてからゆっくり船で引きまわし、船のローラーでこの網を引き揚げて袋状の網に入った魚を獲る方法。獲物はこの季節だとエビ、エソ、ピンゴ(イトヨリの幼魚)などが収まります。

網を舟に引き上げて次の投入を終えてから獲物を選別するわけです。市場に出せるものとそうじゃないもの。市場に出せないものとしては、クラゲ、ヒトデ、藻、海底の泥… そして今回の写真、とってもかわいらしい仙崎の生き物です。市場に並ぶことはありません。今回これらを提供してくださった漁師さんは、子供たちの夏休み研究に役立つかなあ~と、こころよく見せてくださいました。海水浴場の海岸を素潜りするだけでは見かけることのできない長門の「かわいい」をじっくりご覧ください。それから、時間のある方はこの生き物の名前を調べてみてくださいね。もしかしたらスッゴイ珍しいのが混ざっているかもしれませんよ。

1枚目の写真は貝の中にいる小さなエビ?カニ?番い(つがい)で暮らして居ます。夫婦なのでしょうか、それとも???貝はホタテ貝に似ていますが聞けばそうじゃないよと、この貝はイタヤ貝です。「食べれるんですか」と重ねると、ホタテよりおいしいよ、だって。なんともグルメなエビ?ちゃんではないですか。でもね、貝を食べているわけじゃないんです。イタヤ貝のほうから口を開けて招き入れてるから、お掃除をしてるんでしょうね。漁師さんはこの番いを「じいとばあ」と呼んでいるそうです(笑)。

これは間違いなくカニでしょう。丸っこい甲羅は1cmあるかないかくらいの小さなカニさん。

このカニは甲羅の下方に対の足があって、これで貝殻を背負っているのだ。先ほどのカニよりちょっと大きくて甲羅は2cmほど。次からは見かけない小さなカニさん、たくさん、どどどっとUP。網に絡まって揚げられたから手足の欠けたものが多いですけどね。

おもしろいでしょ~、ちょっとひと休みしてコレはなんでしょね?

某スナックメーカーのバーベQ味みたい、ですがサンゴ??だと思うんですがどなたか分かりますか?カニの次はエビ…だと思いたいフィギュア…エビでしょうか?全長1cmくらいの生命体です。

何かの稚エビなのかな~、次の写真は「セミエビ」だよと教えてもらいました。1cmほどの豆粒サイズ。

いろいろ見てきましたが、最後は提供された漁師さんが語るところの

『Little stars under the sea』

さて、なんだとお思いですか!

ヒトデです。大きくなるとちょっとちょっと・・・ってヒトデですけど、小さなものはタイニー☆

漁の合間ににココロがなごむ瞬間であるようです。

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